旅の記録|小田原へ

小田原漆器



日曜から名古屋を経由し、小田原へ仕入れの旅に行ってまいりました。

名古屋でイタヤ細工の職人さんにお目にかかってイタヤ馬の作り方を教えていただいたり・・・、ひつまぶしを食べたり・・・の後からの小田原入りのため新幹線ひかり号を降りたのは既に日も陰り気味の頃。



駅の西口で北条早雲像を見て小田原に来たことをまず実感。



戦国時代の口火を切った北条早雲は、司馬遼太郎の「箱根の坂」を読んでから私の中でも興味のある戦国大名の一人。せっかくの小田原、早雲縁の史跡を巡ってみたいキモチはやまやまでしたが・・・今回の目的はお仕入れの旅。趣味の観光は我慢しました。



小田原でお目にかかってきましたのは・・・



まずは、小田原漆器の木地師大川さん。

やさしくて朗らかな、素敵な職人さんです。



ご自宅にある工場の大きなロクロの機械の前に座って作業される大川さんの横には壁一面に木をくり抜くための刃物が。



小田原漆器木地師



「こんな刃物もね、削りたい形になるように全部自分で作るんですよ。」



お道具



細かい刃物の刃先は折れ易くもあり、この刃物を作るだけでも充分の修行が必要なのだそうです。



使う道具を作ること、同じあんばいに削りだすこと、材料を見、木と会話すること。すべてに長年培ってきた職人の技術と勘が活かされて一つ一つのモノが作り出されていきます。



今回大川さんの工場からhitofushiにやってきたのはちいさな桜材の茶筒とそれよりひとまわり大きなサイズのケヤキ材(漆ひき)の茶筒です。

どちらもとてもかわいくて。

桜のほうはほっこり素朴な感じ。

漆引きのほうはちょっと渋くコーヒー豆を入れて使ってみたいような大人の雰囲気があります。



いま大川さん宅でじっくりゆっくり乾燥させている木材たちの準備が整ったら、もう一種類お茶筒が増える予定。今年の新茶は小田原漆器のお茶筒に・・・素敵です。







大川さんのお宅の後に向かったのは・・・



漁港!

お昼ご飯は漁港で新鮮なお魚をいただきました。



山も漁港もお城もある小田原。

いい街ですね。





おいしいお魚をいただいたあとはしっかりお仕事。

今度は寄木細工の職人露木さんのもとへ。



露木さんは寄木細工の若職人グループ「雑木囃子」のリーダーをされている寄木細工職人さんです。親しみ易いお人柄で、寄木細工についての質問に親切丁寧に答えて教えてくださいました。



見せていただいた寄木の作品たちはどれも素敵で!あれもこれも欲しくなってしまうものばかり。



どの子をhitofushiにお迎えしようか・・・悩みに悩みました。



寄木の作品たちはただいま準備中。

お店に来てくれるのは少し先になりそうですが、大人の男性に贈りたい!プレゼントにも良さそうなものも選んできましたので楽しみにお待ちくださいね。





hitofushiの小田原の旅はこれで終了。

再びひかり号に乗って大阪への帰路につきました。



お仕入れの旅の二日間、たくさんの方にたくさんの親切をいただき寒い最中の旅にも関わらずココロはとってもあったかく過ごさせていただきました。



受け継いでこられた伝統の技のこと、

作品の個性のこと、

これからの伝統の継承のこと。

いろいろお聞かせいただいたことをお預かりした商品とともに、お客様にできるだけきちんとお伝えできるように頑張らなくては。



拙い店主ですが・・・



八割はモノが語ってくれますので(笑)

どうかみなさま、hitofushiへ素敵な手仕事に会いにいらしてくださいね。