私の実家の家の前には由緒のある御坊がございました。

 

子供にとっては由緒諸々関係ないので

そこは絶好の遊び場以外の何ものでもなく・・・

 

境内のみならず墓地も裏山も、贅沢に使わせていただいておりました。

 

 

文字を覚えたての頃から童話や絵本よりもとにかく図鑑が好きで、

恐竜、乗り物、魚、鳥、昆虫、動物・・・いろんな図鑑を穴が開くほど繰り返し読んでいました。

その愛読ぶりたるや、今もその紙面の絵が思い出せるくらいです。

 

そして、中でも一番好きだったのが植物と貝。

 

夏は海で貝殻を拾い、

御坊やその裏山で植物を採取してきては図鑑と見比べ、名前や特性を調べるのです。

 

だれにやれと言われたわけでもないこと。

図鑑に載っているものを自ら見つけてくることが楽しかったのか

知識が増えることが楽しかったのか・・・

 

 

 

あれから長い長い月日が経ちましたが

相も変わらず気になった植物の名前は必ず調べてしまう私でございます。

 

 

 

さて、植物が好きであることはずっと変わらないのですが、

お花の好みは年齢とともに変わるものです。

 

幼少のころは矢車草(やぐるまそう)や庭石菖(にわぜきしょう)といった色もかわいく可憐なお花が好きでしたが

大人になるにつれ輪郭がはっきりした芯の強そうな凛とした佇まいの花に惹かれるようになりました。

この季節の蕺草(どくだみ)なんて愛おしくて仕方ないほど大好きです。

子供の頃は何とも思っていなかったのに・・・不思議なものですね。

 

 

 

 

今年もそんな蕺草の季節がやってきました。

雑草なので摘み放題。

切り口から香る独特のにおいだって特に嫌いではありません。

 

 

今、京町堀店ではクレマチスと一緒に生けています。

 

 

あと一週間くらいはこの季節を楽しめるでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今朝摘んだシダ。

 

 

ミニチュアのイチョウみたいなはっぱ。

そのまんまイチョウシダとか蓬莱羊歯(ホウライシダ)とかいうそうです。

 

パクチーみたいな香りがする気がします・・・・